<目的>
現在、約350品目の眼科用剤が薬価収載されており、その中で貯法に特別な規定がある点眼剤は全体の約40%を占めている。これらの薬剤の保管方法に関する質問を患者より受け付けるため、調査した。
<対象>
貯法に規定のある点眼剤のうち、当薬局において取り扱いのある 17 品目。
<方法>
(1)各種点眼剤のインタビューフォーム( IF )を取り寄せ、貯法に関するデータを検討。
(2)特別な規定のある点眼剤を定期的に使用している患者を対象に、投薬時にアンケートを実施し現状を把握。
| 期間: |
平成18年5月9日〜平成18年6月9日 |
| 内容: |
@現在使用している点眼剤の保管状況 |
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A旅行・出張など(持ち歩くとき)の保管状況 |
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B点眼剤を保管する際に、困っていること |
<結果>
(1) IF の製剤の各条件下における安定性の項目より、規定外の保管においても安定性が得られる場合があることが分かった。
(2)アンケート期間に来局した対象品目を使用している患者( 220 名)から回答を得た。
アンケートの結果、冷所保存の規定がある点眼剤(当薬局採用品目 5 品目)を使用している患者の約 16 %は保管管理がきちんとされていなかった。 |
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遮光保存の規定がある点眼剤(当薬局採用品目 11 品目)を使用している患者の約97%と、室内保存の規定がある点眼剤
(当薬局採用品目 1 品目)を使用している患者は規定どおりに保管していた。
旅行などには、面倒なので持ち歩かない、冷蔵庫がないので持っていかないなどのコンプライアンスの低下もみられた。
冷所保存の点眼剤を使用している患者の多くに、持ち歩かなければならないときに困る、という意見があった。 |
<考察>
冷所保存、遮光保存、室温保存などそれぞれ規定があるものに対し、その規定どおりに保管できない場合も含む保管方法を、コンプライアンスの低下を防ぐため患者ごとのライフスタイルに合わせて指導していく必要があると考えられる。
・ 原則として投薬時に渡す袋(遮光袋など)に入れておくことが必要。
・ 車内など高温になる場所に放置すると含量の増減や分解物が析出することがあることが分かった。
↓
室内で直射日光を避けて保管するように徹底していく。
・ 冷所規定のあるものは基本的に冷蔵庫での保存が望ましいが、万が一、冷所保存ができない場合や入れ忘れたときはそのつど対処法を指導するので気軽に相談してほしいと伝える。
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